はじめに

さっそくですが、カウンセリングについて、どのようなイメージを持たれていらっしゃるでしょうか？

「興味はないわけではないけれど、特に深刻な悩みもないし・・・」

「高額なお金を払ってまで、他人に悩みを話そうとは思わない」

「悩みを聞いてくれる友達がいるから、私には必要ない」

「受けてみたい気もするけれど、敷居が高いなぁ」

「人に知られたら、どう思われてしまうだろう？」

このような思いを、持たれているかもしれませんね。

アメリカなどでは、ホームドクターのような感覚で、かかりつけのカウンセラーがいて

深刻というほどの悩みでなくても、カウンセリングを利用することで

気持ちの整理をしてすっきりしたり、気持ちを溜め込まずに解放することができ

状況が悪化してしまわないうちに、早目の対処がなされているようです。

日本では、カウンセリングを利用される方は増えつつも

深刻な悩みとなってしまってからや、心身に症状が出てしまうような状態になって

はじめて利用される方が多いようです。

近年、カウンセリングを受けられるところは増えてきましたが

そのような状況になってから、カウンセリングを受けられるところを探し選ぶことは

冷静にじっくりと判断できる状態ではありませんので、大変な労力を要してしまいます。

例えば医者の場合、医者とは合わなくても、効くお薬を処方してくれるならばよいと

割り切ることもできるかもしれません。

けれども、カウンセリングの場合は、カウンセラーとの信頼関係が

カウンセリングの効果に大きく影響しますので、自分に合ったカウンセラーを見つけることが大切になります。

そのためにも、慌てて探すのではなく、「何か気になっていることがある」「ちょっと困ったことがある」程度のときに

余裕をもって探しておき、そして、利用してみるのがおすすめです。

”少しの気になること”や”ちょっとの困ったこと”でも、カウンセリングになりますので、ご安心ください。

相性の合うカウンセラーを見つけることができますと、悩みが生じたときは勿論ですが

「何かあったときは、カウンセリングへ行けばよい」といった、手段を持てていることで

安心感に繋がりますので、それだけでも、心理的な負担が軽減されます。